不思議な変化
体調の優れない日が続いてる。
でも、それとは別に最近面白い変化が身の周りで起きているので書いてみる。
1、自分の周りに嫌いな人が居なくなった。
文字通り、最近本当にいなくなった。
縁が切れた人もいるし、前はイヤだった部分が気にならなくなったりそういう部分がむしろ可愛らしく思えてきたりして嫌いでなくなった人もいる。
2、自分に付加価値をつけるのをやめた。
私は親族や友達にさえも気構えてしまう癖があって人が来るとなると部屋を徹底的に掃除したりお菓子を作ったりかなりのサービスをする。
出かける時もおしゃれして化粧してシャキっとして別に楽しくもないのに笑顔で愛想良く礼儀正しくあるよう務めていた。
(そう。ゴミ捨てに行くにも化粧するというタイプです)
つまり、自分を実際よりも良く見せたいという気持ちが強いんだと思う。
ところが、あるきっかけで(それについてはまた書きます)そういうのやめてみようと思い至った。
お客さんが来ても部屋着でノーメイクで掃除もテキトー、気を使うサービスはやめる。出かける時も然り。
そこで、まずは”部屋着で鍼治療に行く”、というチャレンジをしてみた。これは私にとってはかなりの覚悟だった。
大げさに言えば鎧を着けずに戦場に出るようなもので要するに私にとってのファッションは個性の産物じゃなくて鎧なのだ。
車で出るので途中人に会うことはないものの待合室で常連でたまに顔を合わせる人たちもいる。この日は「しんどいぞ」オーラを漂わせたままニコリともせず座っていると一人の年配の女性が私の顔をじっと見てきたので、
何を言われるのかとドキドキした。
『あの・・、いつもの人ですよね。思ったんですけど、随分と元気になられましたよね!顔色がいいし表情もいい。別人かと思いました』
えええ!うっそー!?逆に???
ノーメイクで顔色いい?もちろんリップくらいはしてるけどさ、でもその人マジで言ってる感が伝わってくる。
『そう言っていただけると励みになります。』とだけ答えて治療院を出たがなんだか嬉しくなってきてその後ずっとウキウキしていた。
面白くなってきたぞ。で、もっと試してみたくなった。
保険の見直しで家に担当の人が来ることになった。
掃除もテキトー、服も思いきって8年位前のユニクロのよれよれの部屋着にエプロン、リップだけのノーメイク。色が白いとリップつけないと死人みたいに見えるからここだけは配慮ね(←しつこくてごめん)
すると、
なんだかざっくばらんに接ている自分に気がつく。
相手も心を開いて話してくれている様子。
おまけに『肌きれいですよね』
えええーー!ノーメイクですよ、なんて言えるはずもなかった。
実際ノーメイクで綺麗なはずなど有り得ないんだけど、そんなこと口に出して言われることなんてこれまでなかったわ。
あ、もういいか・・・。
わたし、鎧を外すことにしようかな。
鎧を外せば無防備になるから傷つくこともあるかもしれないけど、
弱みを見せることで人が近づきやすくなる?のも事実なのかな。
近づき難いって言われる原因はもしかするとこれなのかな。パーソナルスペースが確実に狭まった気がする。
弱みを見せる。
つまり鎧を脱ぎ捨てる。
これだけで自分にも周りにも不思議な変化が起きて、新しい発見ができてそれが面白くてたまらなくなってきた。