伊勢の名物
昨日から「甘いもの甘いもの」と連呼していたが今朝起きたらまだそれが続いていた。
仕方がないので朝食後蒸しパンを作ってみた。
小麦粉120gに対して50gの甜菜糖。
何故かさつま芋があったので(春に何故?)それも放り込んで蒸し器のようなモノで蒸した。
さあ食べよう♪とお茶の準備をしていたところに、
夫が帰ってきた。
片手にビニール袋を提げている。明らかに誰かに何かもらった様子。
『伊勢に居るんなら赤福買ってきて~!って冗談で言ったらほんとに買ってきてくれた。それ冗談やでって言ったんやけど、分かってたけど洒落で買って来た、って言ってくれた。ええ人や・・』
ほんま、ええ人や。
そういう訳で強烈に甘いモノが私の目の前に降って沸いた。
ドーン!
ほれ食え!と仰っている。どう!?この艶。
この餡子の波。感激しかないね。
甘さ控えめな蒸しパンの前に食べると味が分からなくなってしまうので、
まず蒸しパンを食べてから赤福を食べることにした。
ところが、ところがところが、だ。
赤福ってこんなに甘かったっけ?ってほど甘く感じる。
これでもか!これでもか!と挑むかのように私の舌に甘みがへばりつく。
この甘さはハンパない。ビバ甘味!!甘味ドSクイーンのこれでもか攻撃は止まない。
3つ食べたところでギブした。
甘さが舌に突き刺さる。上あごが痒い。胸が胃がもたれる。
せっかく天から降ってきた赤福だというのに何この調子!?
とことん残念な人間だな、情けねーなー自分。
舌がピリピリするので口直しに残っている蒸しパンを貪り食った。
お腹の中でさつま芋と小麦粉と餡子とねっとりとしたお餅が絶妙に混ざり合って膨れ上がって最高に気持ち悪くなってきた。
・・・・アホだ。
そう。
わたし、アホなんです。こんなこと日々繰り返して生きてるんですよ。
残念でしょう?
赤福が悪いわけじゃないんです。白砂糖の甘さをピリピリしてしまう舌がアホなんです。
どうだ!願い叶ったじゃないか。もっともっと甘いものが食べたいなんて言ってたら実現したじゃないか。
これで満足したかい?と赤福は問いかけてくる。
これからは甘さ控え目でてんさい糖でお願いします、と深々と頭を下げる自分が居た。
もうしませんごめんなさい。超反省!