焦げたパンケーキ
日曜の今朝、ふとパンケーキが食べたいと思った。
きっと火曜日の朝、パンケーキにたっぷりメープルシロップをかけて食べたらリラックスしてプチ回復したからだろう。
夫が焼いてくれるという。ありがとう!とお願いした。 が、一枚目を焦がした。
その後、驚く光景を目にすることになる。
夫は「失敗した自分への罰や。罰しやなあかん。」と不機嫌な顔をしながら小さい皿に盛りフォークのみで食べにくそうに口に放り込んでいる。
パンケーキを焼くのを失敗した自分を罰する??
何が罪なの?
失敗することが罪なの?
不愉快になってきた。
まるでゴミ箱に投げ込むかのように食べ物を口に放り込む。
罰や、とつぶやきながら。
その場は『そんな責めなくてもいいのに』とだけ触れて『美味しいよ。ありがとう』
と伝えたが心は複雑な思いでもやもやが止まらない。
今夜中に話しを伝えたかったけど、 もう寝てしまっているのでブログに書いておこう。こういう愚痴を言えるのが顔の見えないブログの醍醐味だと思うから。
書かないとたぶん眠れんわ。
自分の失敗を罪とし罰するという発想は、 本当に人を緊張させるものだ。
緊張感のありすぎる空気は耐え難い。
そんなやつが目の前で口に放り込んむ罰ゲームを見ながら食事するのは美味しいはずなんてない。
正直パンケーキの味なんてわからない。
悲しいな。
気分悪いな。いったいどうしてしまったんだ。あんなに高慢な人間だったのに。
そういう懲りないところが良い所だったのに。
あ、いや、そういえば新婚当時わたしが作ったおでんを夫が焦がしてしまい、 落ち込んでしょぼくれて階段のところで座っていたのを思い出す。
あの画はカルチャーショックだった。
男の人で、こんな小さなことで落ち込む人間が世の中に居るのか・・ 周りに居なかったから見たことが無かったから新鮮な経験ではあった。
何度も何度も失敗を繰り返すのは懲りていないからかもしれない。確かに しっかりと懲りるのは大事。
でも、それならば上手になるまで練習するとか今度は気をつけるべきところを明確にしておくこととかできるはず。
それをあんなふうにしょげて罪だ罰だ言ってる人間は尊敬できないどころか、 悲しく哀れにさえ思えてくる。
大した意味などなく、 ただ単に私に何か言われない為のプライド傷つけられたくないからというパフォーマンスならいいんだけど。
けど、焦げたくらいで私が責めるか? 私そんなに心が狭い人間なのか?
いや、いや、有り得ん。笑ってすまそうよ。私もそうして欲しいから。
なんとも言いようの無い気持に今ぐらついている。
今夜眠れるか心配・・・。