波に飲み込まれてしまったみたい
3月から体調の悪い日が続いていた。
桜の咲く頃に一度大きく崩れ、
少し回復したものの7月に入ってまた不調の日が続いていた。
背中の痛みや車酔いのような独特の気持ち悪さ、
お腹の調子が悪く胃がシクシクする等の症状があったものの、
どうにか大きな鬱にはならずにすんでいた。
ところが梅雨明けして、
一日だけ散歩に行って、
その後、
鬱になった。
音煩い、光眩しい、匂いイヤ、で寝込んでいたときはまだ鬱の身体症状かな?
程度だったのが、
朝散歩に行ったあの後から、精神的な症状も出てきた。
生きていて申し訳ない。
それしかない。
気を紛らわせるためにテレビをつけてもムリで消してしまう。
普段好きな音楽も聴けない。
人と会話なんて出来ないし外にで出るなんて考えられない。
ついに来た。
今は生きているだけで丸儲けだと思ってやり過ごそう。
死ぬくらいなら何をやってもいい、と夫は言う。
常軌を逸したことをしでかしてしまったとしても、生きていたらまた名誉挽回できるから。
甘いもの買ってきてもらって食べたいもの食べられるものだけ食べて、
誰にも会わずどこにも出ずにじっとしてるんだ。
いいんだ、もうどうでもいいんだ。
今の目標。
とりあえず、生きている。それだけで十分。
そう言い聞かせている。