黒糖饅頭を作る
こんばんは。
蒸しむしした雨の日に饅頭を蒸して部屋中蒸し風呂状態にしてしまった馬鹿の風花です。
と、言いますのも、冷蔵庫の餡子を如何にして食べようか・・
もう頭の中はそれしかありません。それオンリーでした。
残念な事に私の脳みそには棚が一個しかないのです。
しかし牛乳もなければ卵もありません。
昨日のどら焼き再びは材料切れでできません。
かと言って土砂降りの雨の中、いばらの葉っぱを摘みに出かける勇気も根性もなく、
一体何ができるのかと考えたら、
小麦粉と砂糖とベーキングパウダーがあれば饅頭ができることに気づきました。
しかし、ここでカミングアウトしてしまいますと、私は驚くほど手が不器用で、他人様からは肉球の掌と呼ばれているレベルで、
こんなわたくしが饅頭なんてそんな繊細な和菓子に手を出すなんておこがましく感じておりました。
もちろん作ったことなどございません。
でもまあ、「人生は大いなる暇つぶし」と中島らもさんも言ってらっしゃいますし、
上手にできるかどうかは関係なく、自分が楽しかったらOKと考えれば私ごときの肉球の手でも和菓子を作ってはいけないという理屈にはなりません。
むしろ、肉球の手が作り出す饅頭がどんなものかワクワクしてきました。
そして、実行。
奥園さんの本やらブログで検索して饅頭の皮の作り方を大きな字で書いて、
それを見ながらの饅頭作りです。
ところが、驚いた事にですよ、
この肉球の手ではムリがあるだろうと思っていたにも関わらず、
饅頭って簡単にできるんですね!
砂糖を水に溶かし、その中へ小麦粉とベーキングパウダーを入れる。
ほんでもって10個に分けて丸めて餡子包んで蒸す、というだけのことなのです。
ほら。ほら~~。
蒸し器がないのでお皿を重ねて水入れて蒸しています。
せいぜい4個しか入らないけど、2回、全部で8個作れました。
1個は蒸したてを試食ということで私がいただき、
帰ってきた夫とお茶であらためて1個づついただきました。
よく堪えました、わたし。昨日は作ったどら焼きを全部食べてしまったのですが、
今日は5つ残して(←ここが素晴らしい)ラップして冷凍しましたよ。
穴が空いてしまったものとか、蒸す時に隣の饅頭とくっ付いて剥がす時に皮がめくれたものとかもありましたが、
見事に美しく仕上がった奇跡の1個がありました。
この一番手前のが奇跡の1個。
黒砂糖を水で溶かして作った黒糖饅頭です。
これからはもう誰にも肉球の手なんて言わせません。
この奇跡の一個はその証拠写真です。
味は文句なしでした。
私にできるのですから誰にでもできる、ということになります。
人間の掌を持つ皆様は是非お試しあれ。
何故か今日は「ですます」調でお送りしました。
おやすみなさいませ。
~風花~